涸沢ヒュッテへ向かいます(徳沢~横尾)【上高地 穂高涸沢登山記 その6】

登山

徳沢の徳澤園の横を小川を渡って横尾方面へ向かいます(反対側に行くと蝶ヶ岳へ向かうのでご注意ください)。コースタイムは1時間10分です。

 

上高地の河童橋から横尾までの道のりは、登山というより森林浴ウォーキングに近い感覚です。徳沢の時点で朝10時くらいの時間ではありましたが、この時間でも横尾方面から戻ってくる登山客の方々がたくさんいました。

 

今思うと、どれくらい早くから起きて下山しているのかがわかります。おいおい、このブログを読んでいくと、その感覚がわかると思います。

id_anata_20170610001

 

徳沢から歩いてすぐのところにすぐ分岐点がありますが、ここは右に向かいます。

id_anata_20170610002

 

15分ほど歩くと、左手に新村橋が見えてきます。ここも登山道の分岐点ですから、横尾へ向かうには、この新村橋を無視してまっすぐ進んでください。

id_anata_20170610006

 

・・・といいつつ、せっかくなので新村橋からの風景を楽しもうと思い、少し寄り道しました(笑)

この新村橋から向かうルートは、屏風の耳(標高 2,565m)屏風のコルを経由するパノラマ新道とよばれている登山道で、最終的には涸沢へ向かう道です。道も険しいコースといわれ、時間も今回進んでいる横尾経由よりもかかるのだそうです。夏の初めまでは雪渓が残っているため通行できません。もしこのコースを行く場合は涸沢ヒュッテへ問い合わせを事前にしたほうがいいようです。

id_anata_20170610008

 

新村橋から南側を見ている様子です。ここまで歩いてきたんだなぁ、と思いながら眺めていました。見えている山は六百山(標高 2,450m)霞沢岳(標高 2,654m)だと思います。景色がいいです(^^)

id_anata_20170610009

 

さぁ、元の横尾へ向かう道にもどり歩きます。川の流れや鳥の声を聞きながら、ゆるやかなアップダウンを歩いて行きます。

id_anata_20170610012

 

樹林のなかと開けた場所が交互に現れます。左手に見えている山はたぶん先ほどお話した屏風の耳だと思います。たしかにパノラマ新道って横尾経由よりは大変そうだよなーって思います。あの山を越えていくのですから・・・。

id_anata_20170610014

 

道もきちんと整備されているので歩きやすいです。

id_anata_20170610019

 

北アルプス各方面へ向かう登山拠点 横尾山荘に到着しました

私はゆっくり寄り道をしていたので、徳沢から1時間半ほど歩いて横尾(標高 1,620m)に到着しました。

この横尾からは、穂高連峰(涸沢方面)、槍ヶ岳、蝶ヶ岳方面へ向かう登山の分岐点になっています。

私はここでトイレ休憩とともにごはんの時間にしました。

id_anata_20170610020

 

横尾にあった案内図です。図を見ているとこの横尾が各方面へ向かう分岐点であることがよくわかります。

id_anata_20170610021

 

実は

 

河童橋からこの横尾山荘まで休憩をいれて約4時間かかりました

 

横尾山荘のホームページには

「河童橋をあとに、のんびり歩いて3時間」

と書いてありますけど、それは休憩なしの速さです。たぶん4時間くらいを見ておいた方がいいんじゃないかなーと思います。よく登山本などにコースタイムが書いてあるのですけど、こういうのは実際に歩いてみて自分の速度をとらえておいたほうがいいです。私は自分のペースで楽しみながら歩いているわけですけど、みなさんの参考になればと思っています。

 

あとで涸沢ヒュッテに来ていた方々と話をしていましたが、ある人は

 

「河童橋から横尾まで約2時間半で歩いていて何度も訪れているので風景には見向きもしない」

 

という話を聞きました。すごいです。超特急やなぁー(^^;)

まぁ、慣れるとこんなものなんでしょうね。

 

というわけで、横尾山荘の様子です。

id_anata_20170610022

横尾山荘は、各山への拠点となりますから、いろいろと調べておこうと思いました。今回、河童橋から横尾まで約4時間かかった距離ということを認識しつつ、たとえば、次回からはここで一泊して山へ向かうということも視野にいれるという計画もありだと思ったからです。

 

一泊二日(二食付)では個室は平日は10,800円、休前日は11,880円、山小屋タイプなら8,500円だそうです。お風呂もある山荘なので、やっぱりこういう山荘は重宝しますね(^^)

 

ふらっと立ち寄ってごはんを食べるとしたら、11時半~1時半だけ営業しているようです。ということを考えると、たとえば2時間という短い時間の営業ですから、もしここでランチをしたいなら計画的なウォーキングスケジュールがいりそうです。僕ならお弁当を持って行きますね。そのほうが自分のすきなタイミングでごはんが食べれますから。

 

写真の真ん中にあるように、きれいなトイレもあります。ここから先、涸沢まではトイレがありませんのでしっかりトイレ休憩をしていきましょう。

id_anata_20170610031

 

参考までに横尾山荘のホームページを紹介しておきますね。

 

さあ、昼ごはんを食~べよっと

横尾には、広々とした空間にベンチがたくさん置いてありますから、休憩がとってもしやすい場所です。ここでお昼をとることにしました。目の前に見えているのは、横尾大橋です。この橋を越えるといよいよ本格的な登山がスタートします。

id_anata_20170610024

 

ベンチで横になっている人もいました。気持ちがすんごくわかる(^^;)

・・・ちなみに写真のとおり、カラスが食料をよく狙っていますのでご注意を(笑)

id_anata_20170610030

 

昨日泊まった西糸屋山荘のお弁当です。わくわく。ちなみにお弁当代金は650円でした。

id_anata_20170610025

 

おっきいおにぎりが2こ入っていました(^^)

id_anata_20170610026

 

いやー、おにぎりがおいしいな~(^^)

山で食べるとなんでもおいしく感じます(笑)

id_anata_20170610028

 

さあ、ここ横尾での休憩が終わったら、いよいよ穂高の山へ突入していきます。本格的な登山の始まりです。気を引き締めて向かいます。

コメント