去年、足を痛めてから登山から遠ざかっていたのですが、今年になって復調し、ようやく登山ができる状況になって来ました。
そこで、今回久しぶりの登山ということで、三重県菰野町にある御在所岳へ登山しに行ってきました。
登山したのは2017年5月中旬です。もし登山の参考としてごらんになる場合はそのことを踏まえて読んでいただければ幸いです(^^)
御在所岳は標高1,212mの山で日本二百名山の1つです。御在所ロープウェイもありますので、気軽に頂上へアクセスできる三重の観光地でもあります。山のふもとは湯の山温泉があり、登山をするしないにせよ、温泉でゆっくりできる場所です。
ひさしぶりの登山場所として選んだ理由は以下が理由です。
・風景が絶景なのです(特に奇岩や岩肌が。四日市の町並みもいいですよ~)
・名古屋から日帰りで登山ができる(車で2時間圏内)
・近くに温泉地がある(疲れも取れる(笑))
・たとえ足が不調になってもロープウェイで下りてこれる(こういう山はめずらしい)
今回は中道コース(中級者向け)を登ることにしました。
中道コースの地図は以下のとおりです。御在所岳はさまざまな登山コースがあります。久しぶりに登るので景観のいいコースを選ぼうと思い、中道コースを選びました。
最初は御在所ロープウェイの駅から出発です
車で来る場合は駐車場も考え、まずは御在所ロープウェイ駅まで来ました。快晴快晴~(^^)
今回の登山は自分の足の具合を考え、最後はロープウェイでの下山を考慮してここにまず来ました。ちなみにロープウェイ駐車場は1,000円です。ちょっぴり高い・・・。
事前で山頂の状況などを知りたい場合でも、御在所ロープウェイのホームページでも広報されているのでよかったら参考にしてくださいね。
駅には湯の山温泉と御在所岳の説明看板がありました。717年からのつづく温泉地なんですね。
ちなみに、観光として湯の山温泉の旅館などを利用される場合は、登山中は駐車場を無料で貸してくれると思います(一応、お泊まりの旅館に確認をお願いします)。昔、登山に来た際にランチを予約していた旅館は駐車場を貸してくれました。
このとき駅の近くに「ロープウェイの営業休止のお知らせ」がありました。たぶんホームページでもアナウンスされると思いますが、だいたい梅雨の時期に約1ヶ月ほど休止するとのことでした。
この御在所ロープウェイに限らず、他の地区のロープウェイもだいたいこの梅雨の時期に休止することが多いようです。たぶん天気が悪いとお客さんも来ないのでしょうね。
ロープウェイ駅の横から歩いて行きます。最初はちょっとわかりにくいんですよね。
このロープウェイ駅の近くにある登山口は「裏道コース」です。ですので、最初はここから川を渡ってアスファルトの道路をトコトコ歩いて行くことになります。序盤の登山のコース案内がそれほど整っていないので地図を見るのはとても大切です。
この道をだいたいロープウェイ駅から40~50分ほどかけて歩いて行きます。この季節は日陰にいると風が涼しいです。
5月は新緑がきれいなのでなごみます。
このアスファルト道の途中に登山届を出すところが出てきます。
ここから中道コースの登山道に入ります、。
少し登っていくと、複数の登山コースの分岐点に来ます。今回は中道コースを進む予定ですので、中登山道の矢印方向へ歩いて行きます。
実はこの方向へ向かうといったん、鈴鹿スカイラインの道路に出てきます。道路脇に狭いですけど駐車スペースがあります。もし下山も中道コースを使って下りる場合は、ここまで車で来てから登山を開始するのも手だと思います。なにせロープウェイ駅からここまでの40~50分の往復を短縮できますから。平日なら空いていると思います。休日はどうでしょうね・・・。たぶんすぐに満杯になるような気がします。
御在所岳 中道コースの本格登山の始まり
さて、ここからが本格的な中道コースの始まりです。御在所岳の中道コースはほとんどが岩場を登っていく道ですので、あまりストックを使う場面がありません。ですので、初心者にはちょいハードな登山となります。
途中、ロープウェイの姿も見えます。たぶん乗っている人からは登山者も見えると思います。
御在所岳 4合目あたりから奇岩が見えてきます
だいたい1時間ほど登ると4合目(800m)あばれ岩に着きます。このあたりから周りの景色も見えはじめ素晴らしい景観を見ながら登ることができます。
5合目から頂上を見ているところです。まだまだ続くなぁ(^^;)
少し登るとこういう風景にも出会えます。菰野町や遠く四日市の町並みも見えます。ちょうどここを通りかかったときに絵を描いているおじさんが座っていました。幸せそうでした。
地蔵岩です。
立て看には「地蔵岩でのロッククライミング禁止」と書かれています。
たまにここに登っている人を見かけます。ほんとこのあたりは落ちたら・・・の場所なので注意が必要なんですよね・・・。
地蔵岩(右側)を別角度からみた風景です。
ほんとどうしてこんな感じで釣り合っているのでしょう(^^;)
6合目(900m)のキレットに到着です。ここはこの中道コースで注意が必要なところです。土日の登山者が多いときはここで渋滞になることがよくあります。ヘルメットが必要とまではいいませんけど、岩が多いところですので慎重に下りていきます。必要があれば鎖も用意してあるので使っていってください。
中道コースには随所に木のはしごが現れます。
岩場を登る登る。こういう登山風景が続きますので休み休み登ってくださいね。
春の季節は花も咲いていて綺麗です(^^)
8合目(1,111m)。だいぶ登ってきました。
道中ひやっとする場所もあります。
この景色を見ながら登っていきます。逆にこのコースを下りるときは、この風景を見ながら岩場を下りていきます。
ようやくロープウェイ山上駅近くに到着しました。登山口から私は約2時間かかりました。
ここからもう少し歩きます。
御在所岳 ロープウェイ山上駅から頂上へ
いったん休憩したいなーと思ってロープウェイ山上駅側(左側)へ向かいました。もし、このまま山頂方面へ行きたい場合は右側の道を歩いて行ってください。
ロープウェイ駅に到着しました。まだここは山頂ではありません。直接ロープウェイで来る観光客もいるので、ここは登山者は浮きます(笑)
この案内図を見てわかるとおり、頂上までもう少しです。
お腹が空いたので、駅から少し下りたところにあるレストランアゼリアで御在所カレーうどんを食べました。山を登ったあとの食事はどんな食べ物もおいしいです(^^)
さて気を取り直して御在所岳 頂上を目指します。
この写真はロープウェイ駅から撮ったものですが、ちょうど真ん中の一番高いところが頂上になります。実はこの山、このロープウェイ駅からリフトが出ていて頂上までリフトでも行けます。私は歩いて行きました。
ちょうど頂上に向けて歩いているところで、振り向くとロープウェイ駅が見えるという写真です。頂上はもうすぐです。
ようやく頂上に着きました。いや~長かったな~(^^)
まとめ
御在所岳登山(中道コース)の全体をご紹介しました。標高1,212mとはいえ、めずらしい岩石やきれいな町の景観を見ながら登ることができて、結構アスレチックな登山ができます。ぜひ東海地区で登山をされるのであれば一度登ることをオススメします(^^)
【ご参考】
ロープウェイを使うと、こういう感じの風景を見ながら楽に御在所岳を楽しむことができます。
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