いつかは北アルプスの山に登ってみたい・・・
そう思いながら、登山を始めて5年の今まで、この北アルプスの山々は登っていませんでした。厳密に言えば、乗鞍岳は登っているのですが、山自体が初心者向けコースですので、中級者レベル以上の北アルプスをまだ体験していなかったのです。特に北アルプスは雪がある期間が長く、冬装備と技術がないと行けないという登山者の常識感があります。
それでも一度は雪の状況を実感したい気持ちがありまして、気軽に行ける新穂高ロープウェイを使って2, 000メートルの景色、山の状況を見てみようと思い行ってきました。
まずこの最初の写真は、新穂高の総合観光案内所です。ここは登山指導センターを兼ねており、西穂高岳や笠ヶ岳などの北アルプス登山を行うにあたっての登山届を出す場所です。実は一度4月の初旬にこの付近まで来たことがあります。そのときは、まで来る道が雪道になっており、スタッドレスの車でないと近づけませんでした。4月は雪解け水がこの付近に溶け始める状況であり、朝は道がアイスバーンになっている状況でしたので、スタッドレスタイヤだけでなく、ヘタするとチェーンも必要だと感じましていったん撤退していたのです(そのときは単に飛騨牛を食べたくて遊びに来ていました)。
最初はこの総合案内所に車でやってきました。
下の写真は、この案内所にある登山ガイドです。付近にどのような山があるかがわかります。
新穂高駐車場から新穂高ロープウェイへ向かいます
新穂高ロープウェイの近くに駐車場があるのですが、駐車代金が600円かかりますし、何よりこれ以降に北アルプス登山を行うにあたって、登山者用の駐車場を知っておきたかったので、ロープウェイから少々距離はありますが、登山者用の駐車場である「新穂高駐車場」へ行きました。もちろん無料です。
駐車場は結構広いスペースがありました。
とはいえ、おそらく登山シーズンである夏には朝から来る人がたくさんいると思いますので、この駐車場の広さであっても、かなり早く朝に来たほうがいいような感が働きます。ゴールデンウィークはこのような感じの混み具合でした。
・・・たぶんこれだけの人(車が止まっている台数からみて)が登山に行っているということですよね。
さて、ロープウェイに向かって歩いて行きます。まずは先ほどの案内所がある場所を目指します。
近道を歩くと、道路に出てきます。
先ほどの総合案内所の全景です。登山届を出す方々がちらほらいました。
さて、ロープウェイに向かいます。そうそう、この立て看を見たということもあって、登山用駐車場へ行ったんですよね。
新穂高ロープウェイ ~第1ロープウェイ~
総合案内所から5分ほど坂を登ると新穂高ロープウェイ駅に着きます。朝9時のときは、ゴールデンウィークとはいえ、余裕でロープウェイに乗ることができました。
第1ロープウェイに乗り込む直前の状況です。ほとんどの方は観光者で、たまーに登山者がいます。おそらく西穂高岳方面へ向かう方たちなのだろうなーと思います。
新穂高ロープウェイは、第1ロープウェイと第2ロープウェイと分かれています。第1ロープウェイで上がったところには鍋平高原があり、温泉も完備されています。
新穂高ビジターセンター、温泉です。朝9時はまだ開いていませんでした(^^;)
新穂高ビジターセンター前からの風景です。温泉入れたら気持ちいいだろうなー(^^)
新穂高ロープウェイ ~第2ロープウェイ~
さて、いよいよ第2ロープウェイに乗って西穂高口駅(標高2,156m)へ向かいます。
北アルプス 笠ヶ岳の雄大な姿を見ながらロープウェイに乗っていきます。わくわくしてきました(^^)
いつかは登る山だと思っています。いい天気でよかったです。
第2ロープウェイは2階建てロープウェイなので、お好きなほうをお選びください(笑)
結構2階側が殺到するので、僕は風景をみながらゆったりと1階に乗りました。
そうそう、もし北アルプスを登山する場合は、必ず登山届を出しましょう!
出さないと罰則があります!
もちろん罰則があるなしに関わらず、登山届は登山者のみなさんは出しましょうね!
新穂高ロープウェイ ~標高2,156m 西穂高口駅からの絶景~
ひとまず、お腹がへっていたので食事を取ることにしました。
定番のカレー(笑)
もちろんカレーのお供は、絶景を見ながら穂高登山のガイド本です(笑)
やはり、ただ単にガイド本を家で読むより、すんごく実感がわきます(なにせ現場ですから)。
今年は雪が多い年だったようで、5月初旬の時点でも写真のようにこのような雪の状況でした(背の高さより雪の高さが高い)。あとで歩いてみようと思います。
いやーカレーがうまい(^^)
駅には売店があり、その中のブースの一角にモンベルのコーナーがあります。ロープウェイ駅ならではの光景ですね。なかなか他の山の近くに登山用品店というのはありませんから、こういうのはいいかもしれないですね(ブースはそんなに広くはありません)。
ちなみに取った写真はモバイルパワーパック。今、登山をしていてスマホは重要なアイテムです。ですから、スマホの充電はとても大切ですよね。・・・というわけで気になって写真を撮りました。
さて、展望台に登ろうかなーと思ったところ、
日本一高い常設ポストよりお便りを出してみませんか
という記入所がひっそりとありました。
というわけで、展望台にのぼってみると赤いポスト(山びこポスト)がありました。
西穂高岳をバックに写真を撮ってみました。西穂高岳は写真の一番とんがっているところです。
赤ポスト・・・懐かしいな~~
今の時代はインターネット時代なので、ここで撮った写真もスマホで送信できますものね・・・。ちなみに携帯電波は届きます(私、格安SIMを使っています)。
展望台の様子です。1時間に1回くらいでしょうか、北アルプスの山々についての説明があります。
5月初旬ですが、雪だるまが現役でございます。
ちなみにこの日、気温は2度でした。寒い・・・。
槍ヶ岳がちょこんと見えます(真ん中のところ)。とがってるな~
彼方に白山山脈が見えました(写真中央)。白山は岐阜県と石川県の間にある百名山です。岐阜県の東の端から、西の端が綺麗に見えているという状況でして、これはめずらしいと現地の方も言っていました。とってもラッキーな日です(^^)
焼岳です(写真中央よりちょい左の山)。写真では見えにくいですけれど、かすかに煙が上がっています。北アルプスでは唯一の活火山なのです。
西穂高山荘と西穂高岳の位置は・・・
今後、おそらく西穂高岳に登ることもあるかもと思い、そのときの拠点になるであろう西穂高山荘と西穂高岳が同時にうつる写真をとっておこうと思って残しました。写真だけだとわかりにくと思いますので、展望台にあった説明図とともに残しておきます。
展望台の説明図です。上の写真と比べるとだいたい山と山荘の位置がわかると思います。ちょうどこの展望台からも西穂高岳へ登る人が小さく見えていました。
雪の西穂高口駅を歩いてみました
登山道に入らなければ、運動靴程度のくつであれば歩くことができます。ちょっぴり坂になっているところはすべるのを注意しながらですけれどね。
雪の上から西穂高口駅を見た様子。
今回は歩いたのはここまでです。この先は西穂高山荘へとつづきます。
まとめ
ゴールデンウィークの新穂高ロープウェイは、観光客もほどほどで、雪の北アルプスの景色を堪能できます。最近はゴールデンウィークでも気温が25度くらいになることが多いと思いますが、こちらは2~5度の世界で涼しく過ごせます。
ロープウェイで手軽に2, 000mの北アルプスを楽しめますので、ぜひ堪能しに来ていただけたらと思います。
私も今回の観光(と登山のための調査)が今後の北アルプス登山の参考になりました。またここに来ようっと!
最後に参考までに、新穂高ロープウェイのホームページを紹介しておきますね!
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