穂高神社奥宮から岳沢湿原の散策【上高地 穂高涸沢登山記 その9】

登山

涸沢ヒュッテから上高地へ下山し(涸沢 ⇒ 本谷橋 ⇒ 横尾 ⇒ 徳沢 ⇒ 明神)、せっかくなので今回の登山でまだ行っていない上高地の観光場所へ明神から向かいました。・・・といっても、涸沢ヒュッテからの下山で、すでに6時間歩いていた後の行動でして、少々へとへとになりながらの観光でした(^^;)

id_anata_20170614001

上地図を見ていただくとわかりますが、今回の観光ルート(濃いむらさき色のルート)は、明神(分岐)を出発点として、穂高神社奥宮、明神池を見て、自然探索路を通り岳沢湿原、河童橋へ戻るルートとなります。一般には梓川右岸コースとよばれているルートです。

 

id_anata_20170614066

穂高や槍ヶ岳へ向かう登山の場合は、時短がとても大切ですので、普通この梓川右岸コースは通過しません。距離としては約3.5kmで所要時間は約70分という風に上高地散策マップには書いてありますけれど、ゆっくり見てまわろうとすると約2時間はかかります。花や植物をゆっくり探索しようと思ったらもっと時間がかかると思います。

 

まずは明神神社 奥宮に向けて出発

明神館の場所から明神池へ出発します。前に明神岳を見上げながら歩いていきます。

id_anata_20170614002

 

案内板もあるので、まぁ道を間違えることはないでしょう。

id_anata_20170614003

 

5分も歩かないうちに明神橋に着きます。橋を渡ります。

id_anata_20170614004

 

橋を渡ったらすぐに左へ向かいます。

id_anata_20170614005

 

梓川を左に見ながら歩いていきます。新緑が美しいです(^^)

id_anata_20170614006

 

少し歩くとすぐ分岐点が現れるので、右に行きます。するとすぐに右に曲がる道が現れるので、そこが穂高神社奥宮となります。

id_anata_20170614008

 

鳥居が見えてきましたね。

id_anata_20170614009

 

穂高神社奥宮のとなりに嘉門次小屋があります。ここも宿泊が可能な小屋です。

みなさん休憩してくつろいでいますね。

id_anata_20170614010

 

 

上高地 穂高神社 奥宮とパワースポット明神池

穂高神社 奥宮に来ました。

ご祭神は 穂高見命(ほたかみのみこと)です。

 

もともと「かみこうち(上高地、神垣内)」の名称は、穂高見神を祀る穂高神社奥宮と明神池があることに由来するのだそうです。

 

そういえばなんですけれど、神社の奥宮ってほとんどや山の頂上にあることが多いです。ですから、上高地に来たときに、この穂高神社の奥宮があるのが少し不思議に感じました。たとえでいうと、富士山の頂上にも浅間神社の奥宮があります。ですから、山頂ではない奥宮はめずらしいです。

id_anata_20170614012

 

実際には、奥穂高岳の頂上に嶺宮(みねみや)があります。

穂高神社のホームページに「穂高神社嶺宮登拝のご案内」(2017年6月時点)と案内が出ていて、次のように書いてあります。

 

嶺宮は穂高連峰最高峰、奥穂高岳(三一九〇m)の頂に鎮座し、主祭神 穂高見命が降臨された神聖な場所であります。七年に一度遷宮祭の翌年に行われるまたとないこの機会に、霊峰への登山に挑戦されてみてはいかがでしょうか。

ただし、少々過酷な登山となりますので、誠に勝手ながら登山経験の豊富な方、体力に自信のある方に限り募集をさせて頂きます。

 

・・・少々過酷・・・少々・・・(^^;)

奥穂高岳は登山上級者の山です。

 

さて、お参りお参り(^人^)

id_anata_20170614013

 

明神池を見てみたいと思います。拝観料300円です。

 

明神池は一之池と二之池があり、梓川の古い流路が、明神岳からの崩落によってせき止められてできた池であり、常次伏流水が湧き出ているので、冬でも全面凍結せずに透明な水面を見せてくれるのだそうです。

 

明神池は別名 鏡池 とも呼ばれています。

id_anata_20170614014

 

明神一之池の様子です。ちょっと今日は風が出ていて水面に細かな波がたっていました。

鏡池状態見たかったなー(^^;)

舟は大祭用の舟かな?たぶん。

id_anata_20170614015

 

明神岳(第5峰)と明神池をいっしょに映してみました。

id_anata_20170614016

 

水がきれいだなぁ。

id_anata_20170614017

id_anata_20170614018

 

明神二之池です。

池の中にある大岩石が自然の造形の美しさを見せてくれます。

id_anata_20170614019

id_anata_20170614020

 

 

岳沢湿原へ向かいます ~上高地の花の楽園~

明神池を離れ、岳沢湿原へ向かいます。

id_anata_20170614022

 

のんびりと自然歩道を歩いていきます。

・・・といいつつ、この時点で涸沢から7時間経過していて、結構きつい・・・(^^;)

周りの観光客のみなさんは、ニコニコと森林浴を楽しんでおられるようでした。

id_anata_20170614024

 

ラショウモンカズラかな?

id_anata_20170614025

 

ズミの木の白い花がきれいに道に咲いています。

id_anata_20170614026

id_anata_20170614027

 

小川の流れもきれいで見てて心地よいです。

id_anata_20170614031

 

今(6月)の季節だからこその新緑たち。緑の色がとてもカラフルに見えます。

id_anata_20170614034

 

一部区間は治山林道を通ります。

id_anata_20170614035

 

また歩道に入っていきます。

id_anata_20170614036

 

この梓川右岸コースは植物たちがさまざまな表情を見せてくれます。

id_anata_20170614037

 

ウワミズザクラの花が咲いていました。

id_anata_20170614039

id_anata_20170614038

 

猿たちが歩道で遊んでいました。真横を通っても何もありませんから大丈夫です。

id_anata_20170614042

 

岳沢湿原へやってきました。穂高の山々もきれいに見えます。もうすぐゴールです。

id_anata_20170614049

id_anata_20170614050

id_anata_20170614053

 

かっぱ橋が見えました。ようやくつきました。

・・・おなか減ったなぁ(^^;)

id_anata_20170614056

 

そういうわけでおやつの時間です

河童橋の近く 五千尺ロッヂにあるカフェテリア トワサンクにやってきました。

お目当ては・・・・

id_anata_20170614059

 

アップルパイ♪ アップルパイ♪

疲れた身体に甘いものです(^^)

河童橋ときれいな梓川を見ながらおいしくいただきます。

id_anata_20170614060

 

ちょうど、となりに登山服を着ているご夫婦がいたので話をしました。奥様がとても元気で、話をしていると昨日今日で蝶ヶ岳にご夫婦で登られたのだそうです。

そのとき聞いた話は、蝶ヶ岳も今年は雪が多くたいへんだった、という話でした。途中、ご夫婦が蝶ヶ岳から涸沢に目的地を変更しようかしらと考えられたそうなのですが、旦那さんが蝶ヶ岳にしようと思われたらしくそのまま登山されたそうです。「事前調査をしていないところは登らないほうがいいでしょうね」と私もその旦那さんに同意していました。

 

さようなら!上高地!

さあ、バスの時間もあるので、私もそろそろここ上高地を離れることにしました。

いろんなことがあったなー

 

素敵な風景がたくさん見ることができて幸せでした。

何より天気が良かったことは本当に運がよかったです。

 

次回はいつ来ることになるのかな・・・

また計画を立ててこようと思います。

id_anata_20170614063

コメント