キャロル・ライトバーガーという方が書いた「感情地図」という本を読んだので感想を書きます。
どうしてこの本を手に取ったのかというと、僕は昔から肝臓の血液検査の結果が悪く、かつ腎臓が1コの生活を送っていて、今まで改善努力をしてきたにも関わらずなかなか数値が下がらない、といったことや、もちろん腎臓はもう元には戻らない状況にあります。
でもこういう風に自分の身体がなってしまったのは「何が原因なのだろう?」ということを常に考えていて、違ったアプローチをしてみようと思ったのが、この本を手に取ったのがきっかけです。
実はこの本は今は絶版になっていて、運よく僕はAmazonから中古本として入手しました。たまにAmazonで売っているので気になった方はAmazonにアクセスしてみてください。
「感情地図」から学んだこと
作者のキャロル・ライトバーガーさんは本を見ると直感医療者であり、人格行動心理学、行動医学を専門にされている方だそうです。ただ、この本を読んでいるとおそらく見えない世界を感じ取る方なんだろうなと思います。
彼女は直観医療(人の病気をその人のエネルギーの状態から直感的に読み取る診断法)により患者にセッションを行い、医者(この本ではアロパシーを行う医者と表現しています)とともに働いていらっしゃったのだそうです。ですので、物理療法(現在の西洋医学)も大変重要であることを冒頭にも書かれています。
僕自身は、西洋医学なのかスピリチュアルなのか、どっちが正しいのか、ということはあまり気にしません。キャロルさん自身が長年研究とリサーチをされてきた結果として身体に出てくる症状と感情に深い関係があるということ、どの身体のどの部位がどの感情と密接に関わっているのかを細かく記述されている本であることが、通常の医学からは見えない話としてはとても面白く思いました。
たとえば、僕が気にしている臓器については
肝臓は、罪悪感、怒り、恥、敵意、憤慨という感情が影響を与え、
左腎臓は、恥という感情が影響を与える(僕は左腎臓がありません)
ということが図を使って書いてあります。
こういうのめずらしいですよね。この本のように「感情」がどの身体の部位とつながりがあるのかを明確に書いてある本は他に見たことはありません。
これを読むうちに、自分の「怒り」について特性がだんだんわかってきました。
心、身体、魂という小宇宙、そして思考の正体は・・・
この本のなかでは人間の心、身体、魂がどのような役割を持っていて、どのように連携しているのかを詳しく書かれています。世の中にはスピリチュアルな本はたくさんありますけれども、このことをきちんと具体的な身体の言葉で書かれているのはそうそうないのではないかと思います。
僕は医者ではありませんが、現在のお医者さまや心理カウンセリングを行っている人にはオススメしたい本です。
そして、この本を読んで驚いたのは人間の「思考」の正体(具体的に何でできているか)が書いてあることです。
ここで「思考」というは、たとえば
「私は愛を受けとるという感覚を知っている」
「困難を受けることなく物事を楽しむことができる」
といった、人間の「考え方」を意味しています。
心理学を学ばれた方がいらっしゃったら、アルバートエリスのABC理論の「ビリーフ」のことです。
これは、読むとあっさりと書いてあるので驚きます。
また自分でできる癒しの方法がたくさん後編に書いてあります。そしてこの記事に書いた「思考(考え方)」を変えて自分の身体を癒やすところからスタートしていきます。治癒のプロセスはさまざま書いてあるので詳細は興味のあるかたは本を読んでみてくださいね。
身体が教えてくれること
病気とは多くのことを教えてくれる偉大な教師のような存在であり、その原因を見つけ出して取り除いていくと、人は人生の本当の目的を思い出すのだとキャロルさんは述べています。それは次のように書いてありました。
- 人生を満喫する。
- 傷つくことを恐れずに愛する。
- よく笑い、よく遊ぶ。
- 経験から学ぶ。
- 自己認識を広げるために学んだことを使う。
- 環境が課す制限から自由になる。
- 個人として成長し、霊的に進化する。
- 人生経験から学び長く繁栄する。
きっとこの本はみなさんの「生き方」への参考になる本だと思います。よかったら読んでみてください。
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